第58回Cross Roads勉強会

平成30年6月20日(水) 20:00~22:00
開催場所:医療法人せいすい会 あそうだ整形外科クリニック
第58回Cross Roads勉強会を開催しました
演題 :「短距離選手の腰椎分離症に対する考え方」
森田整形外科医院 田坂先生 
 今回は短距離選手に発症した腰椎分離症に対する運動器リハビリについて、田坂先生に発表して頂きました。
腰椎分離症とは思春期のスポーツ選手に好発する疾患で、全疲労骨折の55.5%を占めると言われている。思春期分離とは、腰椎椎弓の上・下関節突起間部に起こる疲労骨折である 。

思春期分離の発生には、下肢の硬さ(Tightness)が影響しやすく、走動作などにおいては、股関節屈筋群の短縮が原因となり、腰椎へのストレスが大きくなりやすい。また、投球動作・バッティング動作においては、股関節屈曲・内旋動作を阻害する因子が原因となり、腰椎への回旋ストレスが引き起こります。

 実際、腰椎自体の回旋可動域は、胸椎・頸椎に比べ絶対的に小さく、各椎体間の可動域も1~2°程度と言われています。このことからも、いかに腰椎に負担をかけずに身体をコントロールするためには、胸椎(胸郭)の可動性と、股関節の可動性(コントロール)が重要となってきます。
 次回の第59回Cross Roadsでは、股関節の可動域獲得のための実技を行う予定です。

文責 永野